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賢者の石: 第二章

賢者の石: 第二章

破壊する事の出来ない石

錬金術の根強さと賢者の石の力


「それを破壊出来る火、またはその他の要素はありません。それがまた石では無いのは、流動的で、溶解され、溶かされる事が出来るためです。」
- ルーランド


A. 錬金術的な成功の話し

錬金術の根強い謎は、正にその根強さです。つまり、もし、賢者の石の凄まじい力の所有が錬金術の目的だったのなら、何故、もし、その実行の年月が数千年では無いにしても、何世紀にも渡って、それを実際に行った人が誰もいないと、誰も気づかなかったのでしょう?人はどの様にして、恐らく数世紀に渡って蓄積された失敗の山を目の前にして、その実行の根強さを説明出来るのでしょう?古代と中世の人達は、現代人に比べて理性的では無かったわけでは無く、繰り返された失敗は、最終的に理性的な人達が、その行いの全体が無駄であると、見放す事に繋がったでしょう。人はどの様にして、賢者の石を製造するためのその探求の、途方も無く、そして無駄な可能性の高さを目の前にしているにも拘らず、何世紀にも渡る錬金術の根強さを説明出来るのでしょう?

その行いの全体が、実際の場合よりも、もっと早く見捨てられるべきであったのではないでしょうか?この根強さへの説明の一つの可能性は、勿論、それが成される事は出来ないと言う、恐らく大量のデータにも拘らず、その石自体の究極の力は、それを求め続けるのに十分な動機であったと言う事です。

ですがもう一つの可能性があり、それを前にして人は、「超自然的」なもの全てに関する私達の内在的な現代の懐疑主義と共に、躊躇します。その可能性は、場合によって、その理由がどうであれ、彼等が実際に行ったと言う、幾つかの成功例があったと言う事です。実際に、もし人がその様な記録をまともに受け入れるなら、それは歴史的な記録の中に実際に主張された事です。ホルムヤードが彼の著書に引用した数多くの例の内の幾つかだけを此処に再現してみましょう。

1. スエーデンの将軍

ある興味深い話しが、その北欧の王国がその力の絶頂期にあった、18世紀から由来します。1705年に、スエーデンの将軍、ペイクフルは

「国家反逆罪で有罪にされ、死刑宣告を受けました。この処罰を避ける試みにおいて、彼は王チャールズ12世に、彼がそれ(ゴールド)を錬金術的に造れると言い、年間、百万クロウンのゴールドを提供すると言い;彼はその秘密をルビンスキーと言う名前のポーランド人の士官から受け取ったと主張し、その彼(ルビンスキー)自信もそれをコリント(ギリシャ)の神官から会得したと主張しました。チャールズはその申し入れを受け入れ、そして初段階のテストが、独立的な監視者として、王立砲兵隊の、英国の士官、ハミルトン将軍の監督の下で行われました。全ての素材は、詐欺の可能性を避けるために、慎重な取り扱いと共に準備され、その後、ペイクフルは彼の不死の妙薬と少々の鉛を加え、そして147個のデュカット金貨へと貨幣化された、大量のゴールドに結果しました。同時に造られたメダルは(通常通り、ラテン語で):「O. A. ヴォン・ペイクフルが、1706年に、ストックホルムにおいて、化学的な技術によって、このゴールドを鋳造したと印されました。」

人が何らかの錬金術的な行程が成功的であったと想像するには難しさがあります。ですが同等に、あらゆる王、特に王チャールズ12世と、英国の砲兵隊の将軍が、特にその詐欺師の命がかかっている時に、そしてチャールズ12世が大金を得る可能性がある時に、詐欺師に騙されたと人が想像するにも難しさがあります。そのスエーデンの王室の従者達と大臣達が、文字通り、ヴォン・ペイクフル将軍の全ての動きを監視したはずであるためです。

2.地方のフランス人の男

もう一つの興味深い話しがホルムヤードによって記述され、今度はフランスの地方からで、そして再び、18世紀の初頭からです。今回の場合

「デリスルと言う名前の無知な地方の田舎者が、明らかな良い理由と共に、彼は鉄と鋼鉄を、ゴールドへと変格出来ると主張する事でセンセーションを起こしました。そのニュースはセネツの司教の耳に届き、彼は、デリスルの実験を目撃した後、パリの国務大臣と財務大臣に手紙を書き、彼は、彼の感覚(視覚)の証拠を否定する事が出来なかったと伝えました。1710年に、デリスルはリオンへと召集され、其処で、リオンの造幣局の監督の目の前で、彼は、何らかの知られていない黄色の液体を蒸留する、大袈裟なショーを見せました。それから彼は、その液体の2滴を、硝石とミョウバンに混ぜられた3オンスの拳銃の弾丸に垂らし、そしてその溶けた液体を鉄の鎧の一部にかけると、それは純粋なゴールドの様に現れ、全ての検査を通りました。そうして得られたゴールドは、その造幣局の監督によって、Aurum arte Factum (技術によって造られたゴールド)と記されたメダルへと造られ、そしてそれらはベルサイユの博物館に納められました。デリスルのその後の人生について、歴史が語るものは何もありません。」

再び私達は、王立政府、今度の場合、フランスとの関連で、そしてその財務省と王立造幣局との関連です。そして再び、その主張された成功に対して理性は私達を躊躇させるために一息置かせます。ですが同様に、理性はまた人に、リオンの造幣局の監督の厳しい目の前で、詐欺が行われた可能性は、少々低いと考えさせられ、特にその産出されたゴールドが「全ての検査」の対象であったためです。デリスルの成功は、彼のその後の失踪の理由だったのでしょうか?または、ベルサイユの宮殿はその後、騙されたと判断し、デリスルをバスティル(刑務所)のはらわたの中へと、デリスルを「失踪」させたのでしょうか?私達は決して知る事は出来ないでしょう。

3.ハプスブルグの皇帝、ファーディナンド三世とレオポルド一世

錬金術的な実施の、王族、または帝国的な支援の最もよく知られた例の一つは、神聖ローマのハプスブルグ(王朝)の皇帝、ファーディナンド三世で、それについて少なくとも4つの例が知られています。その最初は1647年の出来事で J. P. ホフマンと言う名前の錬金術的な熟練者が、ニューレンブルグの街において、ファーディナンド自身の目の前で、変格を成功的に行ったと主張された時でした。

「このヘルメス的なゴールドから、その皇帝は、珍しい美しさのメダルを造らせました。それはその表面に2つの楯を印し、その一つは8つの Fleursde-lys (アイリスの様式化された表現からなる模様)で、反対側は王冠を被ったライオンでした。そのラテン語の表記は、「黄色のユリは、雪の様に白いライオンと共にふせ:故にそのライオンはなつけられ;故に黄色いユリは繁栄し;そしてその金属はホフマンによって造られた」と記しました。更なる表記は Tincturae Guttae V Libram と読め、不死の妙薬の色合いの5滴が、1パウンドの卑金属を変格させた事を意味します。反対側の表面には、中央の円の中にマース(火星神)が描かれ、片手に?解読不能/恐らく雷の象徴?を持ち、もう片方には剣を持っています。この中央の輪の周りには6つの小さな輪があり、金、銀、銅、鉛、錫、そして水銀のサインを含み、この場合の変格における運動的な媒体は鉄から造られたと、その表記は主張しています。」

これがマース(火星神)への錬金術的な関連性に私達が出くわす唯一の例では無い間、着目する事が大事なのは再び、賢者の石が実際のと言うよりも、それは不死の妙薬、または色合いで、液体である事です。

その翌年、ファーディナンドは再びそれを行い、今度、それに関連していたのは

「Richthausen と言うある人物で、彼はその秘密の技術を、既に故人ではあるけれど、皇帝と、金鉱の監督者であるヴォン・ルッツ伯爵の前で変格を行った熟練者から会得したと主張しました。詐欺に対する全ての警戒が取られましたが、Richthausen によって供給されたの一つまみが、2.5パウンド(約1キロ強)の水銀をゴールドに変えました。」

再び、皇帝ファーディナンドは、「300デュカット」の価値と共にメダル(金貨)を造らせ、そしてそのラテン語の表記は、「1648年1月15日に、プラハにおいて、皇帝陛下ファーディナンド三世の目前において、神聖な変格が行われた」と明言しました。

その謎めいた Richthausen は、1650年に再び浮上し、その年においてファーディナンドは、その熟練者の粉の幾らかを用いて、彼自身の変格を明らかに行った様に現れるためで、そして再び、鉛が成功的にゴールドへと変えられた事を示唆するメダルを造らせたためです。1658年に、Richthausen がメインツの市長に幾つかの石を与え、水銀のゴールドへの変格が起こり、更なる成功的な変格が起こった事に続き、その皇帝は「公式」な資金援助者に成りました。感謝/報酬として、ファーディナンドは Richthausen に貴族の位を与えました。

そしてハプスブルグ家の関心はファーディナンドと共に終わったわけではありませんでした。ファーディナンドの息子、レオポルド一世は、1675年においてウィーンで、オーガスト派の修道僧によって訪問され、其処で、再び、「銅製の入れ物」が、幾らかの錫と共にゴールドへと変格されました。その機会の記念として、ゴールドのデュカット(金貨)が錫から造られました。その修道僧、ウェンゼル・セイラーが、粉と共にその行程全体を達成したのが解るのは、それらのコインの表面に、少々の詩があるためで:

Aus Wenzel Seyler’s Pulvers Macht
Bin ich von Zinn zu Gold Gemacht


つまり、「ウェンゼルの粉の力で、私は錫からゴールドへと変えられました。」です。

強力なヴォン・ハプスブルグ王朝の錬金術への支援と感心を超えて、それらの説明において何が興味深いかと言うと、その石が其処で、今は親しみのある2つの姿で現れるためで:液体として、です。後に見られる様に、その素材が実際に何であったのかの重要な手掛かりがあります。また、私達の感心を引くのは、ファーディナンドの熟練者、(Von)Richthausen が、その変格を行うことが出来たかの、明らかな頻度です。唯の一度だけでは無く、少なくとも4度で、その内の1度においては、その皇帝自身が、その実験を行いました。再び、人は、とても重大な問題の2本の角に出くわします:1)その皇帝が信じられない程馬鹿で、そして簡単に騙されたと言うのは、とてもありえない可能性で、何故なら、再び、Richthausen の行動は、その帝国の宮廷(の従者達)によって、慎重に観測され、監視されていたはずであるためで、または2)それら(変格)が実際に起こり、それはそれで、明らかな理由のために、問題的だからです。

B.特定の文献の錬金術的な解読

錬金術的な成功の上述された話全体を通して、私達が再び錬金術の「二重」の本質と、その不明瞭な主張と言語のもう一つの要素に出くわすのは、殆ど何処を取っても - 詐欺、または実際の変格であれ - 2つの可能な説明が、それら自体を現せさせ、そのそれぞれが非理論性と理論性のそれ自体の一式(セット)を有しているためです。私達がそれらの説明を2つの方法において読めるだけでなく、錬金術師達自身もそうする事が出来ました。実際に、彼等は変格に関する殆どあらゆる文献を、錬金術的な方法で読む事が出来ました。

1.オーヴィッドの変質

私達は既に、私達の錬金術的な調査において、数々の聖書的な隠喩と言及に繰り返し出くわしました。ですがそれらは、錬金術師達が彼等の技術のための隠喩を発見する事の出来る文献の唯一の種類ではありませんでした。

有名なケースは古典的なローマの詩人、オーヴィッドと、彼の著名なエピックの詩変質です。私達が以前に出会った14世紀の錬金術師、ペトルス・ボーヌスは、「オーヴィッドの変質が秘儀的に賢者の石を扱い、そしてその他多くの太古の詩と神話は、隠された錬金術的な意味を持っていたと主張しました。」言葉を変えると、錬金術師達自身が、特定の種の太古の文献が、隠され、そしてコード化(暗号化)された物理学を含み、錬金術自体の隠され暗号化された物理学は、故に、失われた科学技術と科学を復活させる試みであったと言う事です。

2.9人の哲学者達、The Enneads 、神々の委員会、そしてエジプトのネテル

太古の文献とモチーフの錬金術的な解読の更にもっと複雑な例が、アクヒムの街、言い換えるとエジプトのパノポリスにおいて、ムスリムの錬金術師、ウトマン・イブン・スワイドによって編集された、哲学者達の物議と会議の書として知られる10世紀のムスリムの錬金術的な文献の中に起こります。この本のラテン語のヴァージョンの中で、

「9人の哲学者達がその事前の議論に参加し、それらの名前は、Iximidrus, Exumdrus, Anaxagoras, Pandulfus, Arisleus, Lucas, Locustor, Pitagoras, そして Eximenus でした。‘Anaxagoras’ と ‘Pitagoras’が示唆する様に見えるのは、残りの7つの名前がギリシャ語の名前の誤訳で、そしてアラブ語の文字にそれらを戻す事によってプレスナーはそのリストが、アナクシマンダー、アナクシメネス、アナクサゴラス、エンピドクレス、アーケラウス、リューシップス、エクパントス、ピタゴラス、そしてゼノファネスと読まれるべきであると実証し - 故に古くからの謎を解きました。

「それらの9人の哲学者達は全てソクラテス以前で、(その本の中の)彼等のスピーチは、古典的な源泉から、彼等が信じていたと知られる理論の述べていたと、プレスナーは実証しました。」

ですが何故、9人の哲学者達だったのでしょう?

その文献自体の明らかなエジプト的出自は置いといて、考えられるべきより深いエジプト的な秘儀との関連性があるのは、多くによってその学派の実際の創立者として考えられた、有名な新プラトン主義の哲学者、プロティヌスが、彼のよく知られた哲学的な条項、The Enneads 、または正に文字通り、「ザ・ナイン/9」の中で、根底にある分別化/分極化されていない媒体、またはその一つ(το εν)の「単純(απλως)」な媒体と全て(το παν)からの創造の展開している分別化/分極化の彼のヴァージョンを記述したためです。そしてこれは順を追って、多くの解釈者達によると、太古の9つの創始的なエジプトのネテル達、または神々の「一般大衆への人気の広まり」でしか無く、エジプトの宇宙学において、創始的な分裂における創始的な物質の分別化/分極化の最初の運動から展開した、最初の9つの分別化/分極化された存在です。実際の点において、最初の9つのエジプトのネテル達、そして実際にエジプトの宇宙学におけるネテルの概念の全体は、「神々」としての用語の単なる翻訳よりもむしろもっと深く拘わりがあり、有名な「オルタナティヴなエジプト学者」レネー・シュワラー・デ・ルービッツが指摘した様に、その用語は実際に、原因と効果の本質の、正確な科学を示唆します:

原因と効果(結果)の間には結びつきが存在し、そしてその結びつきはネテルと呼ばれます。信仰者の懇願/祈りを通して運動へと刺激しようと信仰者が望むのはこのネテルです。更に、このネテルは、賢者によって意識的に呼び出されたエネルギー的で、ハーモニック(音響/調和)的な運動として体現されます。この意識的な呼び出しは、必然的に、呼び出されたネテルと同じ本質のジェスチャー(仕草)、または言葉でなければならず、そしてその事実によってその呼び出しは、魔術的な効果の原因に成ります。」

「エネルギー的で、ハーモニック的(i.e. 振動的)な運動」としての、原因と効果の正確な科学のこのアイデアを頭に入れておかなければならないのは、この章において更に続く私達の錬金術的な説明において大きな重要性に成るだけでなく、第2部における近代のロシアの「錬金術的」な研究の私達の検証の中で重要に成るためです。

何であれ、錬金術的な行いの全体が、太古のエジプトの宇宙学的な見解に、徹底的に融合しているのは今、明らかで、その見解は同調的な魔術の彼等の理解において機能的で、そしてそれは、マテリア・プリマを操作する能力の科学を復活させるための、錬金術の、より複雑化した「科学的」、そして「科学技術的」な試みを台頭させました。

3.旧約聖書における黄金の子牛の逸話の錬金術的な解釈

しかし、順を追ってエジプトとの関連性を持った、更なる錬金術的な関連性と、太古の文献の解釈があり、そしてそれは、勿論、旧約聖書の出エジプト記の黄金の子牛の出来事です。私は、始めに、私の著書ギザの死の星は破壊されたの中でこの関連性を述べましたが、此処において私が言った事を思い出すのは妥当です:

「例えば、「純粋化」されたと言う、聖書的な言及は多数あり、神に対する「錬金術者の炎」の純粋化の運動・・・鉛からゴールドへの錬金術的な「変格」、「賢者の石」はまた、魂の純粋化の行程として理解されました。故に、聖書におけるその様な言及は、頻繁に、錬金術における明らかな秘儀的な意味を持っていました。ですが、この変格の、変格自体の科学技術自体の、物質的な要素が、元々存在していたと言う証拠は一体あるのでしょうか?

「(サー・ローレンス・ガードナー)にとって、その答えは間違いない、「イエス」で、そして彼は出エジプト記の書を、彼の証拠として指摘します。その逸話は、私達の殆どにとって親しみがあります。シナイ(半島)において、モーゼス(アケナーテン)が山の上で、神(ヤーウェイ)と対話している間、アーロンはイスラエライト族の黄金を溶かし、そして「黄金の子牛」と言う偶像を造りました。その山から帰ってくると、モーゼスは、この偶像的な行いに対して怒り、そしてその後、ガーデナーによると、「最も異例な変格」を行いました。

「出エジプト記の32:20はこう説明します:「そして、彼らが造った若い雄牛の像を取って火で焼き、それを粉々に砕いて水の上にまき散らし、イスラエルの人々に飲ませた

「実際にこれは、その後者がどの様にしてその話の意味を託されたかではあるけれど、これは処罰と言うよりも儀式の様に聞こえます。アーロンは、偶像を造るために事前に火の中でゴールドを溶かしましたが、モーゼスが行った事が明らかに異なるのは、何故なら、ゴールドに火を加える事は、粉では無く、溶けたゴールドを産出したためです。

「ギリシャ正教の旧約聖書のセプタージェント版において、モーゼスは「火と共にそのゴールドを消費した」と言われます。これが示唆するのは、熱する事や溶かす事より、更に分裂的な行程です。オックスフォード英語辞典は、「消費する事」を、[無、または小さな分子まで減少させる事」と定義します。ですから、火の使用を通して、ゴールドを粉へと減少出来るこの行程は何なのでしょう?言い換えると、ゴールドが実際に、燃えて、微粒子まで減少させられるために、ゴールドの溶解点を超えて、極度な熱が応用されなければならないと言う事です。」

明らかに、ガードナーが正解で、モーゼスのと消費可能(燃焼可能)な液体へのゴールドの子牛の溶解には、基準的で聖書的なコメント、または通常の説教よりも、目に見えて更に含まれている事があり、ゴールドを特定の物へと減少させるには、何らかの科学技術によって得られた極度な加熱を少なくとも必要とするのは言うまでもありません。この点については、以下に更に述べられますが、極度な熱は正に錬金術師達の没頭でした。

ガードナーによると、モーゼスの一般的な化学と題された紀元3世紀の錬金術的な文献は、それらの技術を「モーゼス-ヘルメス的な技術」と言及する、中世的な錬金術の実施の実際の起源で、モーゼス自身が、中世の錬金術的な文献によって錬金術師として考えられました。

最後に、賢者の石の粉末化された形状への奇妙な言及が、「どの様にゴールドの『原子』を造り準備するのか」と題された、中世の錬金術師、グラウバーの短い文献の中で起こり、その中で言及された『原子』は、「最も繊細で微妙で」、医療的な使用が可能であると言われました。グラウバーが「そのものの秘密全体」と呼ぶ事を躊躇しないこの繊細な(細かい)粉はまた、透明なルビーの色でした。この細かい粉を頭に入れておいてもらいたいのは、それが次の章において重要な役割を果たすためです。

ですが、もう一つの錬金術的な文献は、「ルビーの様な赤く、透明性のガラス」、そして「金属灰(calx)」、またはゴールドの粉の産出は、「私達の技術の行いにおける成功にとって、とても不可欠です」と述べます。

C.石、粉、不死の妙薬、そして色の一連

今までの処、私達は賢者の石が、3重の物質的な本質であると言う言及に出会いました;それは以下のものとして存在します

1)石、またはミネラル(鉱物)、もしくは何らかの金属;
2)色合い、不死の妙薬、または何らかの液体;そして、
3)粉、または何らかの微粒子的な物質。

加えて、以前の聖書的な言及は、以下を示唆します

4)その製造において、高い熱が拘わっていて;
5)何らかの色の一連 - 白から赤が - 成功的な実験のシグナルでした。

更に重要な事に、以下が表せられました

6)関係したその石は、「体」的な要素を体現し、そして潜伏的、または隠された要素、「魂」的な要素が、根底にある変格的な実質、または主要な物質(マテリア・プリマ)の推定された性質に、それを直接結びつけている様に現れると言う事です。

ですがホルムヤードは、その性質のその様な単純な概要は

「この概要が示唆するほど単純では全くありません。最初にまず、元々の物質/素材の密度、不透明性、透明性、そして濃さの全てが取り払われなければなりません・・・その後、抽出された体、魂、そしてスピリットが蒸留され、それら自体の正しい塩によって一緒に濃縮され、心地良く、鋭い香りを持ち、そしてとても不安定な水の様な液体が産出されなければなりません。この液体は、水銀的な水、または太陽の水として知られています。それは5等分され、その内の2つは予備とされ、その間残りの3つは一緒に混ぜられ、その重さの1/12の神聖に得られたゴールドの体(塊)が加えられるべきです。これに関して一般的なゴールドが役に立たないのは、日常の使用において汚されているためです。

「その水とゴールドが、溶液的な蒸留器の中で結合させられた時、それらは固体の合成物を形成し、それは6日から7日間、優しい熱が加えられるべきです。そうこうする間、5分された水銀的な水の予備の2つの内の1つは、卵型のガラス瓶に入れられ、その合成物がそれに加えられます。融合はゆっくりと起こり、温かい水の中の氷の様に、それらはお互いに穏やかに、知覚出来ない様に混ざります。この統一を賢者達は、新郎と新婦の統一/結婚(i.e. 化学的な婚姻)に比較しました。それが完結した時、残りの5分の1の水が7度に分けて少しずつ加えられ;そのガラス瓶は、その産出物が蒸発したり、その香りを失う事を防ぐために密封され、孵化に適した温度に保たれます。熟練者は此処で、様々な変化のために注意を払うべきです。40日過ぎると、そのガラス瓶の中身は木炭の如く黒く成り:この段階はカラスの頭として知られています。更に7日後、少々高めの温度において、魚の眼の様な顆粒状の体が現れ、するとその実質を囲む輪は、最初に赤っぽく、その後、クジャクの尻尾の様に白、緑、そして黄色に成り、鮮やかな白に成り、そして最後に濃い赤に成ります。それが最終段階を印し、此処において火の浄化する影響の下で、魂とスピリットは、永続的で分解不可能なエッセンス(本質)の形状へと、それらの体と共に融合し、その出来事/現象は、尊敬と驚き無しで目撃する事は出来ません。再活性化させられたその体は、活発化、完璧化、そして栄光化され、そして最も美しい紫の色で;その色合いは変化と色合いの効能で、そして全ての不完全な体を治癒します。」と記述します。

賢者の石の製造の行程は故に少々時間がかかり、そして複雑なもので、単にゴールドを高温に加熱するよりも複雑なものです。その行程の複雑さは、単なる白から赤への変化だけでは無い色の一連、その物質/素材のスペクトログラフィー的な反応の事実によって明かされます。実際に、この一連のヴァージョンにおいて、人は以下の色の進行を有します:

1.黒から、
2.「赤っぽく」なり、
3.白から、
4.緑に成り、
5.黄色から
6.鮮やかな白、そして
7.濃い赤から、
8.「最も美しい紫」です。

この一連が - 化学的か、またはその他であったとしても - 何らかの反応を示唆している事は、疑う事が出来ません。

多少異なった一連が、ペトルス・ボーヌスによって記録されています:

初めに、実際は、その質量の全体が白いのは、水銀が圧倒的であるためで・・・それが発酵/成熟した時、その質量は magistery (マギ/賢者の化学変化)の第2段階において、効能(ポテンシャル)的な感覚の全体性において赤く成り、その間、第3段階、または2番目で、そして最後のせんじにおいて、その発酵/成熟は運動的/活発に圧倒的で、そしてその赤い色が現れる様に成り、そしてその実質の全体を所有する様に成ります。再び、私達はこの発酵/成熟は、その後全てをそれ自体の本質へと変える強い実質であると言いましょう。私達の発酵/熟成はゴールドと同じ実質で;ゴールドは水銀のもので、そして私達のデザイン(目的)は、ゴールドを産出する事です。」

ボーヌスのリストはそれ程詳細ではありませんが、そうであれ人は再び、白によって体現され始まり、赤に終わる一連の変化を見つけます。

この基本的な一連は、「ゴールドの真の色合い」と題された、錬金術師、グラウバーによる本によっても確認され、再び賢者の石が、実際の石であるのと同等に、液体、または粉である事を示唆します。ゴールド1/5、水銀3/5、そして銀1/5を取った後、それらを「哲学的な入れ物」に入れ、その中でそれらが溶解され後、グラウバーは以下の色の一連を記述します:

「15分の間隔の間に、これ等の混ぜられた金属は、水銀によって急進的に溶解され、そして紫の色を与えるでしょう。その後、過熱を徐々に上昇させると、その色はとても鮮明な緑に変化します。此処から取り出された時、溶解させるために「朝露の水」が注がれます(それは30分程で行われます)。その溶液を濾過し、その水を balneo の中のガラスの蒸留器を通して抽出し、それは再び新鮮に注ぎ出され抽出され;これを3度行います。そうこうする間、その緑色は、インクのように黒く成り、死体の様に匂い、そして故に不快です。その水を取り出すのは時には相応しく、再入され、消化された時、前述された黒い色と悪臭は40時間の間に消え、そして牛乳の様な純粋さと白さに変わり、それが現れると渇きへの蒸発によって、残りの水分が取り除かれます。多様な色が此処で現れ、残っている白い質量が、高度に精留されたワインのスピリット(アルコール)と共に入れられた時、溶解された緑のゴールドは、血液、またはルビー程赤い真髄を分離させます。」

ある部分においては、その他の一連とは大きく異なりますが、大まかな特徴は、紫、黒、白、そして赤が主だった段階で、同じままです。

ですがグラウバーのもう一つの文献は、その赤が、その石の製造の最終段階の特徴であるだけでなく、その新たな粉状の状態において、それ以上は溶解を「許さず、それ自体は加工可能な金属体に戻りません」と記述します。言い換えると、錬金術的な行程の最終段階において、「賢者のゴールド」はとても加熱され、焼き尽くされ、それ以上の溶解は不可能と言う事です。最後に、正しくグラウバーの最も奇妙な明言の連続の一つにおいて、「ゴールドの calx」、または粉末化されたゴールドは、優しい熱に熱せられたるつぼの中で、「砂のオイル」によって産出される様に現れます。賢者のゴールドとのこの関連性を頭に入れておいてもらいたいのは、それが後にとても重要に成るためです。

最も有名な錬金術師、ニコラス・フラメルは、しかしながら、1つ、または2つの例外を除いて、上述された一連の詳細と、多くの場合に類似した一連を記録しました。ホルムヤードは、彼の研究を以下の様にまとめます:

「フラネルは既に最も必要な情報を得ていましたが、最終的な成功を収めるまで、3年間の絶え間ない研究を必要としました。最終段階は達成され:残るは炉の中に設定された「賢者の卵」のガラス瓶の中で、その産物を熱するだけでした。過熱と共にフラネルは、現れている色を観測しました。それらは現れ、そして正しい順番で:灰色から「カラスの頭」である黒へ、その後、黒から、黒の淵の周りのヘイロー(後光)の様に白が始めに現れ、そしてそのヘイローはその後、その質量/塊全体が白く成るまで、中央に向かって白い繊維/格子を放ちました。これは白い不死の妙薬(elixir)で、そしてフラネルはそれ以上待つ事に我慢出来ず:彼はその瓶を開け、その不死の妙薬を取り出し、(彼の妻)ペルネレを呼び、そして試験を行う準備を行いました。これは、1382年1月17日、月曜日の事でした。1/2パウンド(約1キロ)の鉛を取り、彼はるつぼの中でそれを溶かし、そしてそれにその白い不死の妙薬を少々加え、其処でその鉛は、銀脈の銀よりも純粋な純銀へと変格させられました。

「終に、彼がその技術の熟知を達成した事に自信を得たと確信した彼は、その不死の妙薬の残りをフラスクに入れ、加熱を続けました。此処で、その他の色が次々と現れ:その白い色は、孔雀の尾の虹色に変わり、これは黄色く成り、黄色からオレンジ色、オレンジから紫色、そして最後に紫から - 大いなる不死の妙薬の赤に成りました。

此処において、色の一連は少々異なります:

1.灰色から、
2.黒に成り、
3.白く成り、
4.「孔雀の尾の虹色(青?)に成り、
5.黄色に変わり、
6.オレンジに成り、
7.紫へと変わり、
8.「大いなる不死の妙薬の赤」である、赤に成りました。

着目に値するのは最後の2つの構成要素で(ホルムヤードの最初のヴァージョンにおいて)赤と紫で、そして(フラネルのヴァージョンにおいて)紫と赤が異なっていて、それが示唆するのは、その最終段階が、赤っぽい紫、またはほぼ、海老茶色によって体現されていた事です。

色の一連は、フラネルにとって、その他の中世の錬金術師達と同様に、賢者の石の理想/神聖視です。フラネルに取ってその石の達成は全ての科学の鍵である、マテリア・プリマ自体の達成を意味し、それがその他全ての創造の「」である「最初の媒体」であり、「全ての科学の扉を開く」ためです。ですが多くの件に関して最もはっきりとした/具体的な錬金術師であるフラネルですが、彼がどの様にして賢者の石の製造を達成したのかの詳細の真っただ中で、以下の文章と共に、不明瞭の中へと、再び引き籠ります:

「私は、自然の秘密の扉の全てを開く、またはを解き開く、もしくは合計するを私達が隠す場所が何処かを表す、または記述しなければならず、その場所において、10月の月における太陽水星によって光を当てられた時、バランス、または天秤座のサインが持つ性質を、が許可を与える者達の全てが知る事を許される物事を、私自身が表すと主張しています。」

フラネルは、再び、賢者の石の成功的な製造には、占星学が何らかの不可欠で重要な役割を果たしていると示唆している様に現れます。言い換えて言うと、天体的な幾何学(配置/配列)がその石を達成するために必要な効果を、強化する、または弱くする事が出来ると示唆している様に現れます。


赤と紫の色の一連は、中世のラテンの錬金術に特徴的な事ではありません。それは、変格のあらゆる方法を効果させる力を「大いなる不死の妙薬」に帰属させた、有名なムスリムの錬金術師、アル・ジャビルに記述の中にもまた起こります。ムスリムの錬金術師、デュバイ・イブン・マリクは、更に加えて、この「赤い不死の妙薬」の性質がそれ自体の重さの500倍まで、卑金属をゴールドへと変格する効果が出来ると記録しています。

Rosarium Philosophorum は同様な色の一連を記述します。それは、その大いなる色合いが、「それ自体の中に鮮明で、明るい色合いを有し、白く、赤く、純粋で、燃焼不可で、安定的で固定され、火がそれを変える事が出来なければ、燃えた硫黄も、鋭い昇汞(腐食性)も、それを腐食する事が出来ないと明言します。

D.賢者の石の主張された性質

1.永続性と治癒

興味深い事に、賢者の石、または「大いなる不死の妙薬」の主張された性質を人が考える時に、人は更に奇妙な主張に出くわします。それらの幾つかは既に出くわされ、つまり、その石の「治癒」、または癒しの効果の能力で、黄金の子牛(の偶像)から生成したゴールドをイスラエライト族に飲ませる事を必要としたモーゼスの聖書的な逸話を思い起こさせます。この主張が西洋の錬金術にだけ限られているのでは無いのは、中国の錬金術においても、錬金術的なゴールドが寿命を長くする事が出来ると言う、類似した主張を人が見つけるためです。有名な中国の哲学者老子自身が、十分に興味深い3つの類似性に関する文献と題された文献の中に、その中心的な題材が『ゴールドから造られた「不死の錠剤」の準備で、それは極度に効果的なので、極小規模(とても小さい)』です。錠剤は、明らかに、賢者の石のもう一つの形状:粉末を再び示唆します。

これが、中国の錬金術の中で見つけられる唯一の奇妙な平行線だけで無いのは、機能させている者/技術者の信仰と正しいスピリット的な準備が、その製造の成功に不可欠であると考えられたためです。錬金術師ゴ-ホングは、端的にこう述べました:「不信は失敗/過ちをもたらします。」更にもっと示唆的に、しかしながら、ゴ-ホングは、錬金術的な製造が、「小さな山は不十分であるために、有名な大きな山の上」で行われなければならないと明言します。これは、太古のシュメールの文献においてとても頻繁に起こる山の、惑星とピラミッドとの関連性の一種なのでしょうか?中国が、この世界における最大級の土製のピラミッドの故郷で、共産党政府が慎重に、その遺跡群への立ち入りを禁止しているのは興味深い事です。

賢者の石の粉末化された形状への、もう一つの奇妙な言及は、彼より更に有名な弟子、中世の学者的な哲学者で、神学者のトマス・アクイナスの、有名な先生、アルベルタス・マグナスの記述の中に起こります。アルベルタス・マグナスは、彼自身が、「錬金術的なゴールドを実験し、6度、または7度目の発火の後、それを粉上に変えた」と明言しました。ですが、もう一人の、元修道僧で、後に錬金術師に成ったロジャー・ベイコンは、錬金術の一つの目的は、「人間の命が、自然によって達成される期間よりも、どの様にして延命される事が出来るかを発見する事である」と示唆しました。簡潔に言うと:中世の中国から中世のヨーロッパまで、賢者の石の一つの効果は、卑金属をゴールドへと変格する能力だけに限らず、治癒を効果し、長寿を促すと言う、錬金術的な総意を有していました。

2.場所を全くとらない

この件に関して、大いなる不死の妙薬についての最も異例な主張は、教皇ジョン22世と枢機卿オルシーニに定期的に接触していた、14世紀の錬金術師で、イングランド人の錬金術師、ジョン・ダスティンによって成され、それはこの題材に関する彼の記述の活動的な期間を、ジョンの教皇就任の期間、1316-1334年と、枢機卿オルシーニの人生の最後の年、1342年と共に、少々正確に固定します。ダスティンの記述の中で人が出あうのは、それを通して人が色の一連(の変化)を観測する事が出来る、透明なガラス製のフラスクの中における不死の妙薬の準備への、一般的な言及です。ですが彼と共に、その大いなる不死の妙薬に対する新たな主張があります:それは「何らかの物質/素材の中に閉じ込められなければ、操作する事が出来ませんが、それでもそれは、場所を全くとりません、」とし、そのアイデアはルネッサンスの偉大な錬金術師、パラセルススのアイデアの中にもエコーされていると、ホルムヤードは述べます。この主張は、賢者の石が超越次元的(hyper-dimensional)な性質を持っていると明言するのに等しく、i.e. その一部が、より高い次元性(eg.4次元、5次元、etc.)の空間の中に存在し、再びその非-地域性(non-locality)のもう一つの現れです。

もし人が、錬金術の没頭の全体が、変格的なマテリア・プリマの「魂」を体現しようとする試み、またはその石自体の「体」の中に、可能な限りその性質を体現しようとする試みである事実を思い出すと、その様なアイデアが何処から由来したのか、理解するのが難しいです。錬金術が実際に、賢者の石の超越次元的な構成要素の一種を示唆しているかも知れないと言うような言及は既に提案され、私達がまた見てきた様に、パラセルススのコメントの幾つかは、この本の第2部と第3部において、息を奪うようなエコーを見出します。

3.一定の距離において(遠隔的に)運動に影響する能力

この奇妙な主張に緊密に関連しているのは、17世紀のイングランド人の錬金術師、サー・ケネルム・ディグビーの主張です。ディグビーは、「同情の粉、または兵器-軟膏」と呼ばれる「究極の薬」を製造したと主張し、その秘密のフォーミュラを彼は、「1622年に、フローレンスにおいて彼が出会った」カーメライト派の修道僧から学んだと、彼は主張しました。

この注目すべき粉は、一定の距離において運動/効能しました:それは傷に応用されるのではなく、傷からの血に染められた包帯に応用されます。ディグビーは最初に、ウェールズ人で、活発な著者であるジェームズ・ハウエルを治癒するためにそれを使用したと述べます。その粉は、一時的に凄い流行に成りましたが、緑色の硫酸塩(硫酸鉄)でしかないのですが、ディグビーは、その粉の粒子の流れ(電流)と血液がどうゆうわけか、その傷口への道を見つけ、そしてその治癒を行ったと主張しました。」

明らかに、一般的で化学的な構成要素以上の物では無い間、ディグビーの粉は、王ジェームズ1世に、大きな印象を与えました。ですからそれは、錬金術的な行程の対象にされた後に、どういうわけかエキゾチック(異例な)性質を得た、一般的な構成要素だったのでしょうか?「粒子の流れ」がどういうわけか「傷口への道」を見つけたと言うディグビー自身の示唆は、十分に暗示的です。

4.破壊の不可能性:シュメールの運命のタブレットへのリンクか?

賢者の石が、少なくとも部分的にマテリア・プリマ、または変格的な媒体自体の体現なので、そしてその後者は、錬金術的な光によって、破壊不可能なので、人がとても頻繁に見つける主張は、賢者の石自体がその破壊の不可能性の特徴を与えられると言う事です。例えば、1612年に出版された錬金術的な辞書の中で、ルーランドは、マテリア・プリマである賢者の石と、その破壊の不可能性について、以下の奇妙な記述を記載します:

「マテリア・プリマ et hujus vocabula - 哲学者/錬金術師達は、特にその効果性と神秘性に関して、マテリア・プリマと呼ばれる神の創造物をとても大変に敬服し、それを十分に讃える方法を知らなかったので、彼等はそれに、殆どあらゆる表現/描写が可能な、多くの名前を与えました。

「1.彼等は元々それをマイクロコズム(小宇宙)、小さな世界と呼び、その中に天界、地球/土、火、水、そして全ての要素が存在し、また、誕生、病、死、そして溶解/分解(退化/老化)、創造、復活、etc.が存在するとしました。

「2.その後、それが賢者の石と呼ばれたのは、何故ならそれが一つのものから造られたためです。また何故なら、それが乾いていて固く、そして石の様にすりつぶす事が出来るためです。ですがそれは、更に抵抗する事ができ、そしてもっと固いです。それを破壊する事の出来る火、またはその他の要素はありません。それがまた石でも無いのは、何故ならそれが液体で、溶解される事ができ、そして溶かされるためです。」

賢者の石の破壊の不可能性は、シュメール-バビロニアのエピック、ニヌルタの冒険からの類似した明言を思い出させ - それ(運命のタブレット/板状の物)をかけてシュメールの万神殿(神々)の中の派閥の間で凄まじい破壊力の宇宙戦争が戦われた - 運命のタブレットを構成していた石の明細/在庫確認をした事を思い出させます。私の以前の著書の一つ、宇宙戦争の中で私が記述した様に、それらの石の幾つかは、意図的に破壊され、そしてその他は保存され、隠されました。ですが私が観測した様に、特別な分類の少数の石があり、それらは破壊される事が出来ませんでした。それらの内の一つは、「エルエル(Elel)の石」と言う示唆的な名前さえ有し、そして「エル(土星)」は勿論、太古のシュメール語とアッカド語の、「」のための語源です。その「エルエル」の石は、錬金術的な賢者の石の様に、神聖な石で、神聖と言うのは恐らく、神々の科学技術とのその関連性のためですが、その破壊の不可能性のために、正に神聖です。

ですがもう一つの錬金術的な文献は、シュメール、または運命のタブレットを直接呼び起こさせない間、ウリムとトゥミム、そしてヘブライの高司祭のブレストプレート(エプロン状の板)の石の、それ(その文献)自体の錬金術的な推測的な解釈を与え、それらの究極の起源を、大洪水以前に存在していた太古原始的なとても高度な文明が何であったにせよ、それに起因させます:

「その山の上で与えられたウリムとトゥミムは証明される事は出来ませんが、それらが創造が現れるかも知れないポテンシャル(効能)なのは、それらはそれらの名前と本質が、お互いを基づかせる実質で、入れ替える事の出来るもので:その名前と本質は一つで、その言葉はと完璧さ、知識と神聖さ、また現れ/体現と真実を象徴し;その本質が一つの完璧さを成すためです。それらが、(神に)与えられた法則以前のものである可能性が高いのは、全知全能(神)が、箱舟の中で鮮明な光を造る様に、ノアに命じたためです・・・」

力/権力の宝石、または石のそのテーマは、シュメールやヘブライに特徴的なものでは無く、そのエメラルド・タブレットが、哲学と技術の最も簡潔な明言として、錬金術師達にとても高く評価された、エジプトの英知の神、トート(ヘルメス)に関する秘儀的な神話の中にも、類似したエコー(響き)を見つけられるためです。

E. 結論

人はこの全てをどう理解すれば良いのでしょう?時空間(space-time)自体の基板を操作する事の出来る、エキゾチック(異例)な物質/素材のための現代科学自体の錬金術的な探求の迷路を通った、今後のページにおいて、私達を導くために、どの様な結論が引き出されるでしょう?変格的な、根底にあるプライム・マター(主要な物質)または基板における錬金術の信念を思い返すと、そしてこれが示唆するのは非-均整(運動)の原則的な状態である事を思い起こすと、大いなる不死の妙薬、または賢者の石の以下の性質を上げる事が出来ます:

1.その石は少なくとも2つ、またはより厳密に3つの「部分」で現れ、物質的な「体」と、よりエーテル的な「魂」で、錬金術師達によって観測され、言及された性質が何であれ、それらの幾つかは、普通の物質自体の三次元のものを超えた状態において存在する様に現れ;端的に、そしてより近代的な用語において、賢者の石には超越次元的な要素があり、その点は第二部と第三部の中で再び取り扱われ;

a. この要素は、その石が、「場所を取らない」少なくとも1つの構成要素を持つと言う、中世における後の言及によって、よりはっきりとされ、その奇妙な質は、より高い次元への言及によって、簡単に説明可能で;

b. 一つのとても疑わしい件、イングランド人のディグビーの場合、それは一定の距離を置いて運動を効果出来る様に現れ;

2.その石は、少なくとも3つの状態において存在する様に現れ:

a. 石、またはミネラルとしてで;

b. 赤っぽい紫の不死の妙薬、色合い、または液体で;そして

c. 粉末、または顆粒状の粒子で;

3.「錬金術的なゴールド」の成功的な製造は、その顕著な点が白から赤っぽい紫への変化で、その後者が大いなる不死の妙薬の会得を意味する、電磁的な光学スペクトルを通ったはっきりとした進行(変化)によってシグナルされ;

4.その石の製造の全てのヴァージョンを通して、複雑な行程が示唆され、全ての段階において熱の使用が拘わり、そして一つの件 - モーゼスと黄金の子牛の場合 - 実際にゴールド自体を消化する、または焼き切る事の出来るとても高い熱が拘わり、その観測は、順を追って、多少高度な炉、または鍛冶の科学技術を必要とし;

5.さらに主張されたのはまた、その石、大いなる色合い、または大いなる不死の妙薬が、傷を治し、治癒を効果する事ができ、そして自然的な寿命を遥かに超えて、人の生命を延命出来ると言う事で;

6.また、その石は破壊不可能であると主張され、根底にある主要で変格的な媒体の破壊の不可能性の直接の性質で;

7.中国の錬金術師、ゴ・フング(の文献)の中に見つけられる示唆的な言及の中で、「不死の錠剤」は、大きく、そして有名な山の上で製造されなければならず、その暗示は、恐らく、錬金術とピラミッドの間の何らかの関連性かも知れず;

8.錬金術的な文献を通して、特定のミネラルが、特定の天体に関連させられただけでなく、錬金術的な機能/実験の正にその行程もまた、それらの天体に関連させられ、それらの行程は、それらの天体が特定の位置/配列である時に、最も効果的に達成される事を示唆します。更に加えて、占星学と特定の宝石 - クリスタルとの関連性はまた - クリスタルの格子構造と、天体的な幾何学(配置/配列)との関連性を示唆し、後の章の中で私達が見る様に、重要な洞察で;そして最後に、

9.パラセルススの検証の中で着目された様に、錬金術的な実験と機能の幾つかは、特定の時間と季節においてのみ成功的に行われる事ができ、この点は第二部の主要な集中点に成ります。

この全てが、一見、極度に不可能な様に見える間、引き続く章は、現代の科学が、錬金術の技術のそれらの原則的な要素の多くを立証している様に見えると実証します・・・

・・・そしてその平行線は、私達がこれから目撃する様に、偶然を遥かに超えたものです・・・

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